金唐紙ワークショップに参加しました

2017.11.06

旧岩崎邸庭園にて、「金唐革紙」の世界を体感できるワークショップにスタッフが参加しました。

重要文化財である旧岩崎邸の洋館を彩る壁紙「金唐紙」の価値や魅力を実際に感じながらの制作体験となりました。

旧岩崎邸庭園洋館と撞球室を修復した際の版木棒を使い、金唐紙の「打ち込み」から「彩色」までの工程を実際に行わせていただきました。

繊細な美しさの金唐紙、細かい作業ばかりなのかと思っておりましたが、「打ち込み」という工程は、版木棒という文様の彫られたローラー状の木に和紙をのせ、刷毛を打ち込むことで模様を浮き出させる作業で、意外と体力のいる作業で驚きました。

金唐紙が完成するまでには様々な工程を重ねます。実際に制作させていただいた金唐紙はA5サイズほどの小さなものかつ体験した工程も「打ち込み」から「彩色」まででしたが、完成した時には「やっとできた〜!」と達成感がありました。

ワークショップ後に旧岩崎邸洋館の内部を鑑賞し、美しく壁を彩る金唐紙を全ての工程を職人さんが丁寧に手作業で制作されているのかと思うと、感慨もひとしおでした。